ETTOREの歴史

ETTOREの歴史

今年創立80周年を迎えたETTORE(エトレ)は、世界有数のガラス清掃用品ブランドです。1936年にアメリカで設立され、日本の清掃業界には約50年前に持ち込まれました。 ETTOREの歩みはまさに、ウィンドウクリーニングの発展とともにあります。

創始者、Ettore Stecconeが革新的なスクイジーを「発明」

創始者、Ettore Stecconeが革新的なスクイジーを「発明」 Ettoreブランドの創始者 Ettore Steccone

ETTOREブランドの創始者、Ettore Steccone(エットーレ・ステコーン)は、1896年に北イタリアの小さな山の村で生まれました。

第一次世界大戦中はイタリア軍に所属、1922年にアメリカに移住し、窓掃除の仕事を始めました。
当時、窓掃除で一般的に使われていたスクイジーはスチール製で大変重たく、ゴムブレードの交換のためには、12本ものネジを緩める必要がありました。

窓掃除の仕事を熱心にしていたエットーレでしたが、当時のスクイジーに対しては不満を持っていたようです。そこで彼は、もっと軽くて、もっと便利な新しいスクイジーの製作に取り掛かります。そして試行錯誤の後、ついに、軽量の真鍮製・T字型、柔軟かつ丈夫なスリットゴムブレードからなる、革新的なスクイジーを完成させました。

1936年、Ettore Stecconeはその新スクイジーで特許を取得。その製品に「New Deal(ニューディール)」と名付け、自宅の裏にあるガレージを小さな店舗にして、販売を始めました。これが「ETTORE」ブランドの始まりです。

「ETTORE」は世界的なガラス掃除用品ブランドに成長

「ETTORE」は世界的なガラス掃除用品ブランドに成長

発売当初、これまでのスクイジーに比べ、軽量かつ小さいETTOREの「New Deal(ニューディール)」に対して、世間の評価は冷たいものでした。
エットーレはその便利さ、性能の高さを広めるため、ある時は、無料で窓掃除の仲間にスクイジーを配布して使ってもらうなどの努力を続けました。
その後も、特許や権利を侵害されたり、金属不足の影響を受けて生産が遅れたり…と苦労を重ねましたが、エットーレが発明した「新スクイジー」はじょじょに広まり、ETTOREは世界的に認知される、「スクイジーのナンバー1ブランド」になっていったのです。

1984年に87歳でエットーレが亡くなったのちも、その遺志はETTORE社に引き継がれ、現在は、清掃に携わるすべてのプロフェッショナルはもちろんのこと、一般家庭にもETTORE製品が広まっています。

デザイン性、機能性に優れたETTORE製品が、ついに日本に本格上陸

2015年7月1日より、正規日本総輸入販売元として株式会社トライテクノスが、日本国内におけるETTORE全商品の販売を開始することとなりました。
トライテクノスは、オフィスビルや商業施設の清掃を行う企業です。自分たちもETTORE製品を使って清掃を行っており、性能の高さはもちろんのこと、「所有したくなる」優れたデザインなど、ETTOREの良さを実感しています。

これからも、皆様に、「おそうじをクリエイティブに」をモットーに、優れた掃除アイテムを用いることで、いつもの掃除が、ワクワクとした楽しさにあふれたクリエイティブな時間になることを伝えていきたいと思っています。